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번역 [번역연습] 怪人二十面相 - 사람인가 악마인가 3/3

Moderator norizi
2019-08-04 00:15:26 351 0 0

「何時だね。」

"몇시지?"


「十一時四十三分です。あと、十七分……。」

"11시 43분입니다. 앞으로 17분……."


 壮一君が腕時計を見て答えると、それっきり、ふたりはまた、だまりこんでしまいました。

소이치가 손목시계를 보고 대답하였고, 그 후 둘은 다시 입을 다물어 버렸습니다. 


見ると、さすが豪胆《ごうたん》な壮太郎氏の顔も、いくらか青ざめて、ひたいにはうっすら汗がにじみだしています。

잘 보니, 그 대담한 소타로 씨조차도 얼굴이 다소 창백해지고 이마에 살짝 땀이 배어 나왔습니다.


壮一君も、ひざの上に、にぎりこぶしをかためて、歯をくいしばるようにしています。

소이치도 주먹을 무릎 위에 꽉 쥐고, 이를 악물고 있습니다.


 ふたりの息《いき》づかいや、腕時計の秒をきざむ音までが聞こえるほど、部屋のなかはしずまりかえっていました。

둘의 숨소리나 손목시계의 초침 소리까지 들릴 정도로 방 안은 고요했습니다.


「もう何分だね。」

"이제 몇분이지?"


「あと十分です。」

"10분 남았습니다."


 するとそのとき、何か小さな白いものが、じゅうたんの上をコトコト走っていくのが、ふたりの目のすみにうつりました。

그러자 그때, 무언가 작고 하얀 것이 융단 위를 다다닥 뛰어가는 것이 두 사람의 시야에 들어왔습니다.


おやっ、はつかネズミかしら。

어. 생쥐일까요.


 壮太郎氏は思わずギョッとして、うしろの机の下をのぞきました。

소타로 씨는 무의식중에 흠칫하여 뒤쪽 책상 아래를 들여다보았습니다.


白いものは、どうやら机の下へかくれたらしく見えたからです。

하얀 것이 아무래도 책상 밑에 숨은 것처럼 보였기 때문입니다.


「なあんだ、ピンポンの玉じゃないか。

"뭐야. 탁구공이잖아.


だが、こんなものが、どうしてころがってきたんだろう。」

그런데 이런 게 왜 굴러온거지?"


 机の下からそれを拾いとって、ふしぎそうにながめました。

책상 아래에서 그것을 집어들고 의심스럽게 살펴보았습니다.


「おかしいですね。

"이상하네요.


壮二君が、そのへんの棚の上におきわすれておいたのが、何かのはずみで落ちたのじゃありませんか。」

소지가 그쪽 선반 위에 잊어버리고 갔는데, 그냥 우연히 떨어진 거 아닐까요?"


「そうかもしれない……。だが時間は?」

"그럴지도 모르겠다……. 그런데 시간은?"


 壮太郎氏の時間をたずねる回数が、だんだんひんぱんになってくるのです。

소지로 씨가 시간을 묻는 회수가 점점 잦아져 갑니다.


「あと四分です。」

"4분 남았습니다."


 ふたりは目と目を見あわせました。

둘은 눈과 눈을 마주 보았습니다


秒をきざむ音がこわいようでした。

초침 소리가 무섭게 들렸습니다.


 三分、二分、一分、ジリジリと、その時がせまってきます。

3분, 2분, 1분. 조금씩 그 시간이 다가옵니다.


二十面相はもう塀を乗りこえたかもしれません。

이십면상은 벌써 벽을 넘었을지도 모릅니다.


今ごろは廊下を歩いているかもしれません……。

지금 쯤은 복도를 걷고 있을지도 모릅니다…….


いや、もうドアの外に来て、じっと耳をすましているかもしれません。

아니, 벌써 문 앞에 와서 살며시 귀를 기울이고 있을지도 모릅니다.


 ああ、今にも、今にも、おそろしい音をたてて、ドアが破壊《はかい》されるのではないでしょうか。

아, 당장에라도, 당장에라도, 무서운 소리를 내면서 문이 파괴되는 것은 아닐까요.


「おとうさん、どうかなすったのですか。」

"아버지. 괜찮으십니까."


「いや、いや、なんでもない。

아니 아니. 아무것도 아니야.


わしは二十面相なんかに負けやしない。」

나는 이십면상 따위에 지지는 않는다."


 そうはいうものの、壮太郎氏は、もうまっさおになって、両手でひたいをおさえているのです。

그렇게 말을 하면서도, 소지로 씨는 이미 얼굴이 새파랗게 되어 양손을 이마를 대고 있었습니다.


 三十秒、二十秒、十秒と、ふたりの心臓の鼓動《こどう》をあわせて、息づまるようなおそろしい秒時《びょうじ》が、すぎさっていきました。

30초, 20초, 10초. 둘의 심장 고동소리와 함께 숨막힐 것 같이 무서운 순간이 지나갔습니다.


「おい、時間は?」壮太郎氏の、うめくような声がたずねます。

"이봐, 시간은?" 소지로 씨가 신음하는 듯한 목소리로 묻습니다.


「十二時一分すぎです。」

"12시 1분이 지났습니다."


「なに、一分すぎた? ……アハハハ……、どうだ壮一、二十面相の予告状も、あてにならんじゃないか。

"뭐? 1분이 지났다고? ……아하하하……, 어떠냐 소이치, 이십면상의 예고장도 믿을게 못되지 않느냐.


宝石はここにちゃんとあるぞ。

보석은 여기에 틀림없이 있다.


なんの異状もないぞ。」

아무 이상도 없어."


 壮太郎氏は、勝ちほこった気持で、大声に笑いました。

소타로 씨는 의기양양한 기분으로, 큰 소리로 웃었습니다.


しかし壮一君はニッコリともしません。

하지만 소이치는 전혀 웃지 않았습니다.


「ぼくは信じられません。

"저는 믿어지지 않습니다.


宝石には、はたして異状がないでしょうか。

보석이 과연 이상이 없을까요?


二十面相は違約《いやく》なんかする男でしょうか。」

이십면상이 약속을 깨거나 하는 남자일까요?"


「なにをいっているんだ。

"무슨 소리야.


宝石は目の前にあるじゃないか。」

보석은 눈 앞에 있지 않느냐."


「でも、それは箱です。」

"하지만 그것은 상자입니다."


「すると、おまえは、箱だけがあって、中身のダイヤモンドがどうかしたとでもいうのか。」

"그럼 너는 상자만 있고 내용물인 다이아몬드가 어떻게 됐다는 거냐."


「たしかめてみたいのです。

"확인해 보고 싶습니다.


たしかめるまでは安心できません。」

확인하기 전까지 안심할 수 없습니다."


 壮太郎氏は思わずたちあがって、赤銅の小箱を、両手でおさえつけました。

소타로 씨는 엉겁결에 일어나서 적동 상자를 양손으로 단단히 눌렀습니다.


壮一君も立ちあがりました。

소이치도 일어났습니다.


ふたりの目が、ほとんど一分のあいだ、何か異様ににらみあったまま動きませんでした。

둘의 눈이 거의 1분간, 어쩐지 이상하게 서로 노려보면서 움직이지 않았습니다.


「じゃ、あけてみよう。

"그럼 열어보자.


そんなばかなことがあるはずはない。」

그런 어처구니없는 일이 있을 리가 없다."


 パチンと小箱のふたがひらかれたのです。

짤깍 하고 상자 뚜껑이 열렸습니다.


 と、同時に壮太郎氏の口から、「アッ。」というさけび声が、ほとばしりました。

이와 동시에 소타로 씨의 입에서 "으악." 하는 비명소리가 뿜어져 나왔습니다.


 ないのです。

없습니다.


黒ビロードの台座の上は、まったくからっぽなのです。

검은 벨벳 받침 위는 완전히 텅 비었습니다.


由緒《ゆいしょ》深い二百万円のダイヤモンドは、まるで蒸発でもしたように消えうせていたのでした。

유서깊은 200만 엔짜리 다이아몬드는 마치 증발이라도 한 듯이 사라져 버린 것이었습니다.

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